マイカーローンの借入先選びで気を付けないといけないのが、つい金利ばかりに目がいきがちなことです。
多くの人が「マイカーローン 金利比較」や「マイカーローン 金利安い」などのキーワードで検索します。
もちろん金利は返済総額に大きく関係してくるので、金利比較をしっかりして返済シミュレーションで返済総額を比較することは欠かせません。
しかし、金利比較だけでは正しい比較ができないことになります。
マイカーローンの借入れで必要な費用として、金利以外にも「保証料」が必要となるローン商品があります。
例えば低金利で人気の「JAバンク マイカーローン」も金利設定は1%台のエリアもありますが、別途保証料が必要となり合算すると2%~3%台となる場合があります。
金利だけで返済総額を比較してしまうと保証料の存在が漏れてしまい、返済総額が大きく変わってしまうことになります。
それでは、そもそも保証料とは何のためにあるものでしょうか?
マイカーローンの保証料とは
以前は金融機関からお金を借りる場合に、保証人が必要とされていました。
しかし、最近は保証人を設定せずともお金を借りられるように、保証会社に保証人の代行を請け負ってもらうケースが大半となっています。
ローンを組むのに親兄弟や知人に保証人になってもらうのは、大変な時代です。
そのため金融機関としては保証会社に代行してもらうことで、万一の貸し倒れを担保しておこうということです。
この保証会社に保証人を代行してもらう費用として、保証料が必要となります。
保証料は保証会社によって違いますが、1%前後であることが多いです。
また、同一の保証会社でも、借り主の与信力に応じて保証料が変わってくることもあります。
最近は保証料込みで銀行が保証料を負担してくれるマイカーローンも増えています。
マイカーローンの審査は保証会社が行っている!?
ちなみにマイカーローンの審査の多くは、保証会社が行っています。
借り主が返済できなかった場合は、保証会社が金融機関に返済することになるからです。
保証人の代行をするのですから、その人の保証人になっていいかどうかを審査するわけです。
銀行マイカーローンの借入れ条件として「●●(保証会社)の保証を受けられるお客様」という項目が書かれているのは、そういう意味です。
マイカーローンの保証会社には下記の会社があります。
・㈱オリエントコーポレーション
・㈱ジャックス
・㈱ジョーシービー
・三菱UFJニコス㈱
・㈱セディナ
各マイカーローンによって保証会社は決まっているので、マイカーローンに申し込むと自動的に指定の保証会社の審査を受けることになります。
1つのローン商品で2つの保証会社がある場合は、申込時に選択できることもあります。
保証料に違いがある場合はもちろん安い方を選ぶことになりますが、審査落ちした場合に金融機関から「こっち(金利が高い方)の方だと審査に通るかもしれません」などとアドバイスを受けることもあります。
やはり金利は高い方が、審査に通りやすい傾向にあるようです。
保証料込みのマイカーローンの場合は、目に付きやすいように「保証料込み」や「保証料0円」と書かれています。
逆に保証料が必要になるマイカーローンの場合は、「別途保証料」などの文字が比較的小さく書かれている場合があります。
見逃さないように注意して確認しましょう。
マイカーローンの返済シミュレーションをする場合は、保証料の有無も加味したうえで返済総額を試算しましょう。
保証料を払った方がいい場合もあります
保証料を支払うことでお金を借りられるのであれば、別途保証料を支払うことも検討する価値はあります。
「借入期間3年・借入金額300万円・保証料1%」であれば、保証料は46,475円です。
保証料46,475円ということは、月額返済額が約1,300円ほどです。
審査落ちしてお金が借りられないことを考えると、多少の費用増は必要経費と考える選択肢はアリですよね。
別途保証料が必要ということを嫌がる人もいますが、自分の信用力や審査通過の可否に応じて柔軟に検討できるようにしておきましょう。